世界こども財団設立にあたって
創設者・前理事長 宮澤保夫
私たちが普通の日常を過ごしている中で、世界中ではこどもたちに関するニュースをたくさん耳にします。
生まれてすぐ命を落としてしまうこどもやお母さん、あたりまえの医療や教育が受けられないこどもたち、大人の勝手な紛争により被害を受けるこどもたち…。
しかし、こどもたちは一日一日を一生懸命生きています。
そんな中、医療や教育の支援が行き届かないために、こどもたちがあたりまえの生活や成長ができない国々がまだまだたくさんあります。こどもたちの真の自立のためには、このような数多くの問題を解決するための一体化した組織が必要不可欠であるという思いを日々強く感じています。
「こどもたちは未来の財産。あらゆるこどもたちをしっかりと育てなければ未来はない」
こどもたちは今の人生を自分自身だけで創ることはできません。彼らをとりまく環境を創るのは私たちです。日本や世界を変えるなどという決して大きなことではありませんが、民間としてできる小さなことから始める"草の根活動"だからこそできる大切なこともあると実感しています。
ぜひ、みなさんもただこどもたちに未来を待たせるのではなく、こどもたちと一緒に未来を創りあげるという活動にご参加いただけませんか?
FGC MISSION
日本国内及び世界の国々の中で、さまざまな困難を抱えながらも、その将来を必死に切り拓こうと努めているこどもたちや青少年を支援し、かつあるべき共生社会の人材として自立できるよう、その健全な育成に寄与することを目的としています。
事業:この法人は、前述の目的を達成するため、以下の事業を行なう
- 被災地の子どもたちや青少年への支援事業
- 子どもたちや青少年の教育・保健衛生・医療環境の向上のための支援事業
- 子どもたちや青少年の国際相互理解の促進と健全な育成のための事業
- 子どもたちや青少年の自立支援事業
- 前号に掲げるもののほか、この財団の目的を達成するために必要な事業
- 上記全ての事業については、国内及び海外において行なうものとする
3つのビジョン
充実した教育と医療の環境整備。国を担う若者の育成。 |
世界のこどもたちのために充実した教育(スポーツ・芸術などを含む)と医療の環境を整備するとともに、人材、特にその国の将来を担える若者の育成と就労の 場を設ける仕組みを構築していきます。また、可能であればそれぞれの国々の教育及び医療のインフラ整備についても道筋をつけたいと考えます。 |
シンク(Think)タンクではなく、ドゥ(Do)タンク。 |
本財団の目的をより確かに、より効果的に達成するために、その機能は「シンクタンク(Think tank)」というより、むしろ「ドゥタンク(Do tank)」、すなわち<実践型の組織>と自覚し、運営を展開していきます。 |
ゆっくり、されど着実に。先々の未来まで続く活動を。 |
本財団の設立には「この後に続く人々に、こどもたちの未来づくりを託す」という狙いも含まれており、その活動は長期に渡ることが予測されます。したがって、財団の活動を一過性のものとせず、長期的な視点を持ち、ただし一歩一歩着実に実現し、継続していく組織でありたいと考えます。 |