2020年6月30日、神奈川県、小田原市、箱根町、大磯町は、2021年開催予定の東京パラリンピックで、エリトリア・ブータン・ミャンマーの3ヵ国の事前キャンプを受け入れる「共生社会ホストタウン」として登録されたことが発表されました。

共生社会ホストタウンとは、パラリンピックの事前キャンプの受入を契機として、心のバリアフリー、ユニバーサルデザインの街づくりなど、大会のレガシーとして共生社会の実現に向けた取組を推進するものです。

4自治体は、共生社会ホストタウンに登録されたことを受け、事前キャンプを受け入れる際に連携しながら、公開練習やパラスポーツ体験会など、地域住民との交流事業を実施していきます。

小田原市では、NPO法人の協力を得て、障がいの有無に関わらず互いにその人らしさを認めあい、共にダンスを創る「スクランブル・ダンスプロジェクト」を開催予定です。箱根町では、ボッチャやゴールボール用具を町内小中学校に購入し、授業や休み時間における利用を図る方針です。大磯町では、障がい者週間に、街頭啓発活動として、町民にバリアフリーに関するリーフレット等の啓発物品を配布するなど、「こころのバリアフリー化」を推進していきます。

こうした共生社会を実現するための取り組みの一環として、世界こども財団では、エリトリア初のパラリンピック出場を目指す男子車いすマラソンのケセテ選手に、競技用車イスを寄贈しました。(こちらのリンクから記事をご覧ください。)また、星槎大学では、インクルーシブスポーツを通して、障がいを持つ人の立場になってスポーツを体験する授業なども行っています。

STARプログラムで来日したRTCの学生が星槎大学主催のインクルーシブスポーツの授業に参加しました。(2020年2月)

戻る