2024年11月5日から11月11日にかけ、ブータン王国のThe Royal Academy(Druk Gyalpo‘s Institute)から高校生4名と体育教員1名が来日し、陸上トレーニングを軸とした国際交流プログラムを実施しました。

このプログラムを提案した元陸上100m代表選手Dinesh氏は引退後、ロイヤル・ティンプー・カレッジ(RTC)に進学。卒業後、体育教員として活躍しています。体育教育や運動の重要性を啓発しつつ、生徒の健全な成長、自己表現、自己実現を支援するため陸上クラブを立ち上げ、現在では50名のクラブ生を指導しています。

参加した高校生たちは、初めての飛行機、初めての海外、そして初めての日本という新しい体験に胸を躍らせていました。生徒たちは、2020東京オリンピック・パラリンピック事前キャンプ地として使用された星槎箱根キャンパスに滞在し、オリンピックや星槎グループとブータン王国との繋がりについて学びました。陸上トレーニングは、平塚レモンガススタジアムや大磯湘南キャンパスで実施され、星槎大学の秋澤一輝コーチや星槎国際湘南陸上部のケセテ・ハブテシオン氏、アスリートソサエティと協働で行いました。また、星槎大学陸上部や星槎国際横浜鴨居陸上部もこのトレーニングに参加し、技術向上だけでなく、日本の高校生や大学生との友情を育む場にもなりました。さらに、箱根町町長への表敬訪問や箱根町立仙石原小学校訪問を行い、国際交流イベント「SEISA Africa Asia Bridge 2024」にも参加しました。ブータンの民族衣装を身にまとい、アフリカ各国の伝統、文化、価値観を体感する貴重な機会となりました。

このプログラムを通じて、「教育とスポーツで未来を切り開く」という世界こども財団創設者・宮澤保夫氏の理念が、次世代の若者たちに受け継がれ、新たな絆を生む重要な契機となることを改めて実感しました。このような国際交流がさらなる架け橋を築き、持続可能な未来に向けた貢献を果たしていくことを期待します。

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