2011年3月11日に発生した東日本大震災では、地震と津波により多くの方が犠牲となりました。また、福島第一原発の事故により多くの人が絶望と苦しみの窮地に立たされました。このような状況の中、世界こども財団は、震災直後から命を繋ぐための生活物資搬入等の支援活動を開始しました。

世界こども財団の宮澤保夫理事長もすぐに現地入りし、陣頭指揮を執りました。地域行政や医療機関と連携し「教育と医療の再生」に向けた支援活動を展開してきました。医療支援では、地域住民への放射線説明会や健康診断などを実施しました。教育環境支援では、教員やスクールカウンセラーを派遣し、被災地の小中学生や保護者、現地の教員の方の精神的なケアやカウンセリングを行ってきました。この教育環境支援は、現在も継続して行っています。

また、福島のこどもたちを北海道芦別市に招待し、ウィンタースポーツや自然と触れ合う活動を行ったり、福島県相馬市ではサッカーを通じてこどもたちに元気を与える交流プログラム等を実施したりと、星槎ならではの関わり合う・向き合うことを大切にした被災地の支援活動を継続的に行っています。

今年で震災から10年という節目の年を迎えました。地震や津波で被害を受けた地域は大きく復興への道のりを歩んでいます。震災から長い月日が経ち、支援のあり方も変わってきていますが、決して忘れてはいけない出来事であり、この震災の教訓を後世へと伝えていく必要があります。世界こども財団では、今後も可能な限りの支援を継続的に行っていきます。

東日本大震災以降も、日本各地で発生した災害に対し、支援物資の供給や緊急募金活動等の迅速な支援活動を実施しています。今後とも皆様のご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。

「北の大地に会いに行こう」に参加したこどもたち

 

湘南マジックウェイブのインタビューに応じる少年

 

相馬市でのサッカー交流後の集合写真

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