11月21日と22日、ブータン・アーチェリー連盟と世界こども財団および星槎グループは、「第2回ブータン&日本リモートアーチェリー交流大会」を開催しました。

参加者は、ブータンから14名、日本から10名の計24名参加の大会となりました。日本チームはJOCエリートアカデミーから7名、星槎国際高校湘南アーチェリー部から3名の構成でした。ブータン留学生3年生の二ドゥ君とソナムさんは、星槎国際高校湘南アーチェリー部員として、ブータンチームに挑み1ポイントでも多く勝ち取ることを目標としました。8月に開催した第1回リモート大会同様、今回もブータンと日本の2国間をZOOMで繋ぎ両国間の交流を深めました。また、ブータンでは、ブータン王国史上初のインドア18m競技の実施となり、現地メディアでも大きく紹介されました。

結果は、ブータンのキンレイ・ツェリン 選手が1200点中、1161点をスコアし優勝。二ドゥ君とソナムさんも健闘し、ソナムさんはブータン代表のカルマ選手と同点同位、試合後はお互いで健闘を称え合いました。コロナ禍で思うように試合ができない中でもできる環境を創り、リモート大会、且つ18m競技で行った大会は、両国で大いに盛り上がり、モチベーションを高めることが出来ました。

ブータン王国史上初インドアで射るブータンチームの選手達

 

星槎国際高校湘南アーチェリー部の選手達

 

ZOOMで両国間交流

 

ブータンの新聞クインセル紙の記事

https://kuenselonline.com/baf-organise-virtual-archery-tournament/

 

和訳

”新しい記録を達成できてとてもうれしいです。” キンレイ・ツェリン、ブータンアーチェリー代表選手

ブータン・アーチェリー連盟(BAF)は、ブータンと星槎の間で初のインドアのオンライン大会を開催した。 国際的なアーチェリー大会の一つとして行われた2日間のトーナメントは昨日終了した。 大会では、両国の選手や関係者がスコアやアーチャーの打つ様子をZOOMを通じて見ることができる。 当日ブータンから13名、日本から10名の選手が参加し、試合は18メートルの室内会場で行われた。 ブータンチーム13人のうち2人はパラリンピック代表のペマ・リグゼル選手とテンジン・チューワン選手である。 今回、29歳のキンレイ・ツェリン選手は、1200点の中で大会最高点(1,161点)を獲得した。 40ラウンド中に120本の矢が放たれた。 ラム・ドルジ選手が1,140点、ソナム・デマ選手が1,117点、ペマ・リグゼル選手が1,115点で続いた。 "新しい記録を達成できてとてもうれしいです。"とキンレイ・ツェリン選手は語った。 BAF のプログラムオフィサーであるペマ・ザンモ氏は、このような大会は、アーチェリー選手のモチベーションと競争心を刺激してくれると述べた。"ブータンアーチェリー連盟は、将来的にはこのようなイベントをより多く開催する予定です。" 同氏によると、パンデミックはブータンチームの国際大会への出場に影響を与えたという。 BAFがCovid-19が続く中でオンライン大会を開催するのは今回で4回目である。 前回、8月に行われた日本人との大会では、カルマ選手が新記録を叩き出した。彼女は720点満点中656点を獲得した。

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