ミャンマー高校生来日1日目(1月17日)

学校法人国際学園と世界こども財団の招聘により、ミャンマーから高校生が来日しました!

宮澤保夫専務理事を中心にFGCがミャンマーで行ってきた支援の一環として、人材育成や、教育的環境作りの協働を目指して実現したプログラムの1つが今回の取組みです。

今回来日したのはミャンマーの科学技術省が国内の工業高校から選抜した5名の高校生と、1名の教員。今日から29日まで、神奈川県立平塚工科高等学校での実習に参加したり、工業の現場を見学したり、合間に少し観光も楽しんだりする予定です。

初めての海外。初めての日本。彼らが感じ、学んだことが、ミャンマーの科学技術省を通してさらに今後、大きな協働の仕組みへつながって行くことを期待します。

 

 

ミャンマー高校生来日2日目(1月18日)

朝、小雪がちらつく中、星槎グループの学生寮で始めての朝を迎えました。 ミャンマーの高校生たちにとっては初めての雪です。すぐに止んでしまいましたが、ベランダから舞う雪を一瞬見る事が出来ました。

この日の午前中は、スケジュール確認、星槎学生との交歓時の挨拶準備等を行いました。

午後からは大磯キャンパスへ移動し、キャンパスの見学と、今回の短期留学中に視察する企業の事前調べをしてから、近くの郷土資料館などを散策。午年の絵馬に願い事を書きました。

 

ミャンマー高校生来日3日目(1月19日)

曇りだった昨日から一転して、快晴の日曜日。
富士山が一望できる星槎湘南校みかん山キャンパスで記念撮影。各々家族への無事を伝える電話やメッセージを送った後、月曜日からの高校生活に備えて自分の足に合う上履きを買いにショッピングセンターへ。ミャンマーの人は皆足が大きい! 夕方には大磯海岸で、波打ち際を散策しました。

 

ミャンマー高校生来日4日目(1月20日)

今日から3日間、神奈川県立平塚工科高校の授業に参加します。
初日、ミャンマーの制服・ロンジー(ミャンマーの伝統的な巻スカート)で登校。3年1組で英語、数学、物理、化学の授業を受け、部活も見学しました。同校所有の射出成形機でABS樹脂を用いた球体の成形実習にも参加。先生方やクラスの生徒さん達はとても親切で、フレンドリーに留学生を迎え入れてくれました。

授業内容や設備はもちろん、先生と生徒が授業中に友達のようなやり取りをしていて楽しそうだったことが彼らの印象に残ったそうです。

お揃いの名前入りパーカーは宮澤会長からのプレゼントです。

 

 

           

 

ミャンマー高校生来日6日目(1月22日)

平塚工科高等学校への通学も今日が最終日です。
この3日間はミャンマーの高校生たちにとって短い期間でしたが、実り豊かな結果と、良き思い出を残すものとなりました。

この日は英語、体育、日本史、数学の授業へ参加しました。
体育では卓球に挑戦。実習の時間は、ラーメンタイマーの製作と、C言語によるプログラミングを体験しました。

授業後に行われた閉校式では、反町校長をはじめ世界こども財団の井上理事も参加し、ケーキを食べながらこの3日間の感想や意見交換が行われました。引率のトー先生は、「ミャンマーと日本の教育の仕方の違いを比較することができて参考になった」と語っていました。

最後には記念撮影をし、生徒会からお土産をいただきました。そして、多くの生徒が列をつくって、ミャンマーの高校生ととハイタッチをして、別れを惜しむように門を出るまで手を振って見送ってくれました。

平塚工科高等学校の先生方、生徒の皆さん、大変お世話になりました。ありがとうございました!

 

 

ミャンマー高校生来日7日目(1月23日)

午前中は黒岩神奈川県知事への表敬訪問を行いました。全員の生徒が、自分の言葉で、とても堂々と日本で学んだことについて報告をしました。黒岩知事からは、流暢なミャンマー語での挨拶のあと、彼らへの期待の言葉をもらいました。

その後、日産のエンジン工場を見学~横浜リテラのパッケージ工場の見学~横浜ドライでクリーニング工場の見学と盛りだくさんの行程をこなしました。

どれも心に残る体験だったようですが、特に各現場で活躍するロボットや、平塚工科高等学校でも習った5Sやカイゼンの実践が行われている
様子に興味をもったようです。

 

ミャンマー高校生来日8日目(1月24日)

午前中に星槎高尾キャンパスへ移動。高校2年生の住吉さんが着物をきて出迎えてくれました。日本の着物を間近で見て、とても嬉しかったようで、全員で写真をたくさんとりました。

国際学園の井上理事長と一緒にお昼を食べながら、星槎の歴史について、3つの約束についての話を聞きました。

午後からは、オリンパス「瑞古洞」にて内視鏡の歴史について学び、GEジャパンでMRIの仕組みについて学び、最後に北原国際病院でメディカルエンジニアの方から実際の医療現場で使われる医療機器の説明などを受けました。

「ミャンマーには無いものがたくさんあったけれど、それらを見た生徒がきっとこれから作っていくだろう」と、トー先生が話す言葉には感慨深いものがありました。

ミャンマー高校生来日9日目(1月25日)

午前中は星槎大磯キャンパスで紙漉き体験をしました。
初めての体験だったので、印象に残ったそうです。

午後は初めての都内観光! JRと地下鉄を乗り継いで浅草と秋葉原に行きました。お店の数の多さと、人の多さに驚きながらも、皆それぞれにお土産を選ぶなど、買い物を楽しみました。

また、スカイツリーの格好良さと電車の速さ、ホームでの人々のマナーの良さ、SUICAの便利さに感心していました。

ミャンマー高校生来日10日目(1月26日)

日曜日は朝から鎌倉・江の島観光に出かけました。
鎌倉では大仏様の中に入るという素晴らしい体験をしました。また、
鶴岡八幡宮では門構えが日本的イメージにピッタリだったと感動していました。

江の島では寒い中、サーファーがたくさんいることに驚いていました。
ミャンマーではビーチはレジャーの場ではなく、仕事場と捉えられているそうです。江の島水族館では、イルカのショーを楽しみ、大きな水槽の前では自分が海の中にいるようだとの感想も聞かれました。

 

ミャンマー高校生来日11日目(1月27日)

午前中は、日本の伝統的な食品「かまぼこ」の製造工程見学と体験を行うため、鈴廣かまぼこを訪問しました。

自分達で、魚のすり身を板に乗せ、かまぼこと焼きちくわを作りました。焼き上がりのアツアツを皆で食べました。

小田原から新幹線に乗って新横浜へ。270キロで走る新幹線を体験した皆は、もう一度乗りたい!と目を輝かせていました。

その後、東神奈川にある、立体駐輪場のメンテナンスを行っているファム社を見学しました。様々な形の自転車を、しっかりとはさんで出庫入庫をするアームに使われているモーターに、みなさん強く興味をもったようです。

出庫する様子を何度も見て、センサーとの関連やプログラムについて質問が出るなど、熱心に見学を行いました。

今日は電車での移動がメインでしたが、電車に乗る際に使う、SUICA(ICチップ内蔵カード)も皆のお気に入りで、とても便利だと好評でした。

ミャンマー高校生来日12日目(1月28日)

とうとう帰国前日となりました。
今朝は大磯キャンパスの星槎本部で、皆さんの修了式を行いました。1人ずつ、井上理事長からこのプログラムを修めた証として、
自分達で漉いた紙で作った修了証を受け取りました。

生徒達からは、見たもの全てが新鮮であったこと、自分が頑張ってミャンマーの発展を実現しなければいけないと思ったこと、などの感想が出ました。また、このプログラムが続くよう要望すること、ミャンマーへ帰っても星槎の3つの約束を忘れないことなど、今後への展望についても語ってくれました。

星槎の生徒達と記念撮影をして、沢山の生徒とスタッフに見送られて大磯本部を後にしました。

午後からは東京へ移動して、日本最大のAMラジオ放送局であるニッポン放送へ見学に行きました。ミャンマーではFMラジオが主流だそうです。周波数帯の違いについての解説を聞いたり、普段は入れない電波発信のコントロールを行っている中心部分の見学したり、収録スタジオに入って、ラジオのDJ体験などを行いました。

最後に、在日ミャンマー大使館へ訪問し、今回のプログラムについての活動報告を行いました。

翌日のフライトに向けて成田空港近くのホテルへ移動した生徒達は、プログラムが終わってしまう事を惜しみながら、荷物のパッキングをしたり、おしゃべりをして夜遅くまで過ごしたようです。

ミャンマー高校生来日13日目(1月29日)

とうとう最終日の朝です。
成田空港近くのホテルから、空港へ。この12日間で思い出とお土産がたくさん増えて、どの生徒も1つずつ荷物が増えてしまったようです。100円ショップで買ったお揃いの大きなサブバッグを使っていました。

貰ったコーラを機内に持ち込めないと知って、慌てて皆で飲む場面も見られました。

「ミャンマーに帰ったら、それぞれの学校で星槎の3つの約束(人を認める、人を排除しない、仲間をつくる)を実践します。それは初めて富士山を見た日に誓ったことです」と引率のトー先生はじめ、それぞれの生徒も約束してくれました。

トワードメー! さようなら! See you! と、いろんな言葉で挨拶を交わして、搭乗口へ入って行きました。

近い将来、どんな場面で皆と再会できるかとても楽しみです。
また会いましょう!

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