2025年8月10日~15日、世界こども財団の職員がブータン王国を訪問しました。
世界こども財団と星槎グループは、長年にわたりブータンでのプログラムを継続し、オリンピック委員会やパラリンピック委員会と協力しながら、スポーツを通じて子どもたちや青少年、そして障がいのある方々を支援してきました。
今回の訪問の大きな目的は、5台の競技用車椅子を届けることでした。
この車椅子は、パラバスケットボール専用のもので、日本テレビ「24時間テレビ」のチャリティ企画を通じて、ブータンへの寄贈のために2020年にご提供いただいたものです。しかしコロナ禍により渡航が叶わず、星槎大磯キャンパスにて大切に保管していました。このたびようやく5年の時を経て、ブータンに届けることができました。
現地ではブータンオリンピック委員会オフィスにて贈呈式が行われ、オリンピック委員会やパラリンピック委員会の皆さまが出席しました。
この車椅子がブータンにおけるパラスポーツのさらなる発展につながることを願っています。
今回の訪問では、星槎で学んだ卒業生たちとの再会という大きな喜びもありました。
空港では、星槎国際高校湘南・星槎大学を卒業し、現在ブータンオリンピック委員会(BOC)の職員として活躍するペンジョさんが出迎えてくれました。また、星槎道都大学を卒業したキンレイさんや、かつて箱根で事前キャンプを行い東京パラリンピックに出場したチミさんとも再会することができました。
星槎で学んだ仲間たちが、それぞれの立場でブータンのスポーツや社会に貢献している姿は、私たちにとって大きな励みであり誇りです。
滞在中には、オリンピック委員会をはじめとする関係者の皆さまと会議を行い、今後のプログラムについても協議しました。具体的な取り組みが形になり次第、改めてお知らせいたします。
これまで築いてきた取り組みを絶やすことなく、ブータンの子どもたちや青少年が活き活きと活躍できるよう、そして日本とブータンの友情がさらに深まるように、これからも支援を続けてまいります。