2019年3月、ブータン王国から「SEISA-BOCスポーツスカラシップ」で柔道留学生として来日し、星槎道都大学経営学部で4年間の学びを終えたタンディン君とキンレイ君が3月15日に晴れて卒業式を迎えました。
2人の立派に成長した姿をブータンにいるご家族に直接見てもらいたいとの本人達の思いからクラウドファンディング企画が発足。多くの方々にご賛同いただき、目標金額を達成することができ、ご家族の来日が実現しました。
2人のご家族は3月13日に新千歳空港に到着。タンディン君とキンレイ君は久々の家族との再会に心を踊らせていました。初日はタンディン君のお母様が手料理を振る舞い、家族水入らずの時間を過ごすことができました。翌日は、星槎道都大学4年生最後の練習会を見学。そして3月15日には晴れて卒業式を迎えました。卒業という人生の大きな節目に立ち会い、日本でたくましく成長した姿を目にすることができ、喜びに溢れていました。
大学在学中、さまざまな困難や逆境を乗り越え、仲間や監督に支えられながらこの4年間を頑張り抜きました。文武両道を貫いたその証として、卒業式では2人に「学科長賞」が贈られました。ブータンへ帰国後は後進指導をしながら柔道を広め、そして自分自身も柔道家として鍛錬を重ねます。彼らの今後の活躍が楽しみです。
以下、タンディン君とキンレイ君のコメントです。
「あっという間の4年間でした。2年目からコロナ禍となり、オンライン授業や思うように練習ができない期間もありましたが、周りの先生方、友人達に支えられ乗り越えることができました。本当にありがとうございました。ブータンに戻ってもがんばっていきます。」
なお、2人の卒業の様子やインタビューは兼ねてより取材を受けているBSフジ「JUDO」にて放送予定です。是非ご覧ください。
(4月8日、15日 9:30~10:01放送予定)
この度のクラウドファンディング企画「柔道の世界大会に出場したブータン出身の奨学生のために、母国にいる家族を卒業式に招待したい!!」にご協力いただきました皆様、誠にありがとうございました。