11月26日に実施された第7回大阪マラソンに出場のため来日された、エリトリアの3選手(カレアブ選手・テスファマルヤム選手・フカドゥ選手)、コーチ1名(フトゥムコーチ)、そしてブータンの2選手(サンゲイ選手・ニマ選手)が小田原市立足柄小学校と大磯町立大磯小学校の両校を訪れ、児童たちとの交流を深めました。

小田原市立足柄小学校では、体育館に集まった同校6年生とのトークセッションや質問タイムが実施されました。児童たちは、選手たちによるスライドを使ったエリトリア・ブータン両国の紹介に熱心に耳を傾け、また質問タイムでは「走っているときにどんなことを考えていますか?」「エリトリアとブータンの特産物はなんですか?」などと積極的に質問をしていました。

体育館での交流後に選手一行は、校庭にて同じく同校を訪問していた日本人オリンピアンの吉川美香・中村仁美両選手らとともに走り方教室や鬼ごっこに汗をながし、その後、選手らは児童と共に同校の給食を楽しみました。児童らは選手から、イスラム教における食事の禁忌を学び、また児童からも選手に向けて「日本の食事が口にあうのか」「エリトリアでご飯は食べるのか」といった質問をするなど活発な交流を図っていました。

大磯町立大磯小学校では、体育館に集まった児童らを前に選手たちは自己紹介やそれぞれの現地の言葉による「こんにちは」「ありがとう」「さようなら」といった挨拶を紹介し、児童らと共に現地語の練習をしました。

校庭に移動してからは、選手らと児童との競争や鬼ごっこを楽しんだ後、選手への質問コーナーを設けました。好奇心旺盛な児童からは、「エリトリアで一番人気の食べものは何ですか?」「ブータンでいちばん美味しい食べ物は何ですか?」「どうしてそんなに早く走れるのですか」といった質問が矢継ぎ早に飛び交い、両国の選手らも笑顔で応じるなど闊達な交流がなされました。

両校の児童とも、選手一行が帰るときにはサインや写真をねだり、握手やハイタッチに応じてくれる選手たちにとても喜んでいました。また帰りには児童からの熱烈な見送りを受け、選手たちも感銘を受けていました。

 本イベントは「SKYプロジェクト」の一環として実施された交流事業です。神奈川県・小田原市・箱根町・大磯町、そして星槎グループは、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の事前キャンプの協定を、エリトリア国とブータン王国と結んでいます。両国との交流を通じて、「地域における(S)スポーツの振興、(K)教育文化の向上、(Y)友好関係を構築する」という意味合いから、SKYプロジェクトと名付け、交流を推進しています。

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