ブータンの仲間たちと星槎の仲間たちで創る、共生社会体現場面の1つとして、ブータン陸上連盟中長距離選手23名と強化トレーニングを5月15日から25日までの10日間実施してきました。参加最年少は12歳から最年長は22歳の選手たちが放課後の時間帯に集まり、ティンプー市内にあるBAAF陸上競技場にて密度の濃い練習を積んできました。

 

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 現地に派遣された星槎アスレチッククラブ陸上コーチの田中氏は、自身の卓越したスキルと知識と経験をもとに、その情熱と熱心な指導方法で、プログラムを展開しました。言葉と文化の壁を物ともせず、笑顔が溢れ続けるトレーニングを実施することができました。

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参加した選手たちは、新しく知ることになった化学的根拠からのトレーニング方法、個々に合わせた指導計画、見る見るうちに分かるようになり、合言葉「ナチュラルウォーキング!ナチュラルランニング!」と自然と声が出るようにもなりました。

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競い合う場面や助け合う場面が生まれ、時にはコーチや仲間と共に、フォームを確認し、教え合う場面も見られるようになりました。お互いが切磋琢磨をする。高め合う、学び合う環境が新たに生まれた瞬間でした。

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また、週末には、ティンプー市内の学校の先生やスクールスポーツインストラクターが集まりコーチングクリニックが開催されました。午前は座学、午後は実技指導が行われました。計画では2日間の予定でしたが、参加者からのたっての希望で追加1日となりトータル3日間行うこととなりました。こちらも選手のトレーニング同様盛況で、20人強の先生が参加してくださいました。クリニック終了後も残る先生が居り、田中コーチの実際の指導場面を見学、見学だけで我慢できず、体感する先生も出てくる程でした。

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参加する皆々が田中コーチに戻ってきて欲しい、言葉・文化・距離・時間を超えて「仲間」となれた「共生社会」が此処にありました。

 

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