星槎の生徒がエリトリア大使館を訪問しました
世界こども財団では、国際理解教育を支援する取り組みとして、職員を教育現場へ派遣する出張授業を2022年度から行っています。その一環として、当財団のエリトリア出身職員・ケセテが担当する、星槎国際高校立川の「アフリカ文化ゼミ」の生徒たちが異文化理解の学びを深めるため、2026年10月23日に駐日エリトリア大使館を訪問しました。
このプログラムは、年度初めから企画し、約半年間にわたって準備を進めてきたものです。生徒たちは「日本とエリトリアの架け橋になるには」をテーマに掲げ、「食文化」「ダンス」「生活文化」「インフラ・ネットワーク」の4つのグループに分かれて、それぞれの視点からエリトリアについて探究を深めてきました。

当日は、生徒たちがこれまで調べた内容を大使の前で発表しました。YouTubeやSNSなどを活用して、両国の若い世代が文化や日常生活を共有しながら直接つながるためのアイデアを提案しました。例えば、日本の高校生が伝統的な「ソーラン節」を踊る動画を発信し、それに応える形でエリトリアのダンスや文化を教えてもらうなど、現代のデジタル技術を通じた交流の形を大使にお伝えすることができました。

プレゼンテーションに対し、大使から大変興味深いお話をいただきました。今から約70年前、日本とエリトリア、そしてエチオピアの人々は、デジタル技術のない時代に対面での交流やダンスを通じて心を通わせ合っていたという歴史です。かつての先人たちが築いた温かい対面交流の歴史を知ることは、生徒たちにとって非常に新鮮で貴重な学びとなりました。


今回の訪問は、生徒たちにとって異文化への理解を深め、国際交流の可能性を自ら考える大切な経験となりました。
世界こども財団は、今回の学びが両国の若い世代を未来へつなぐ大きな一歩となることを期待するとともに、こうしたこどもたちの主体的な国際理解と交流の機会をこれからも継続してまいります。

