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RTC学生 来日9日間

[2015.01.26]

【幸福の国ブータンより、留学生来日】

世界一幸せな国ブータン王国から留学生が星槎グループにいらっしゃいました!

本財団からは、通訳スタッフの派遣を行いました。

山に囲まれ、山の上にある雷竜の国からの留学生が、海に囲まれた日本で、どんな発見と出逢いをするのか?想像するだけで心にキラキラ星が舞うような気持ちになります!

成田空港で迎えた時の留学生の少し緊張しながらもワクワクと好奇心に溢れる顔から、これからはじまる10日間への期待が沢山伝わってきました。

****ブータン プチ情報****
・ブータン王国
・首都 ティンプー
・インドと中国の間にある仏教を国教とする
・人口 73.3万人 (2013年)
・面積 約38,394平方キロメートル(九州とほぼ同じ)
・URL ブータン政府観光局
http://www.travel-to-bhutan.jp

2日目 今日はバラエティーに富んだ1日でした。

・1時間目は新制作座による日本の歌レッスン。星槎の校歌と故郷を歌いました。留学生のみなさんは、ブータンで事前学習をしていて初めてとは思えないくらい上手に歌いました。新制作座のメンバーとブータン留学生が星槎の校歌を歌った時の一体感はまさに人類の共生そのものの歌声でした。またブータン人が故郷を思う気持ちと日本人が故郷を思う気持ちは共通なんだ!とブータン留学生とスタッフで、共にじーんと感じました。

・2時間目と3時間目は日本語レッスン。自己紹介を学び、カタカナで名前を書きました。

・4時間目は、急遽ブータン対日本の国際サッカー大会になりました。日本代表は星槎国際高校のメンバー6人、ブータン代表はブータン男子留学生6人です。雨上がりのぬかるんだグランドで、結果は4対4で、PK戦になり最終的には日本チームが勝ちました。試合はブータンも日本もどちらも引けを取らない接戦で、ブータン留学生の泥んこにまみれたスライディングタックルや日本代表のオーバーヘッドゴールなどナイスプレーにみていた高校生やスタッフから歓喜がおこりました。試合後の両チームのメンバーは清々しい笑顔で握手をして国をこえた友情を感じていました。

・5時間目は、ブータンの踊りを披露していただきました。ブータンの踊りはしなやかで、幸せとほほえみに満ちていました。

・最後はバトミントン!半袖Tシャツになり力いっぱい体を動かしました!

とっても充実した愛溢れる1日でした。

 

             

3日目は沢山の発見がある1日でした。

・神奈川県立生命の星・地球博物館
何百億年前の石にふれ地球の可能性に溢れるパワーを感じ、私達の祖先が海からきたことに、ブータン留学生はびっくりしていました。細かい作業ながらも初めての折り紙で恐竜をおり、楽しみました。お昼は各人がそれぞれの食べ物を選び、初めて食べるエビフライや蕎麦やカレーをおそるおそる食べながらも最後はとても美味しいと、仲間同士シェアしてたべました。終始、みんなの顔は笑顔と幸せが溢れていました!

 ・きらめきの丘 おおい (株式会社古川 大井町太陽光発電所)
 運営をしている株式会社古川の社長自ら、メガソーラープラントをご案内下さいました。
 大井町の休耕地となっていた土地を、太陽光発電の拠点として活用するプロジェクトです。
 太陽光発電の技術と、無人で太陽光パネルを管理していることに留学生は感心していました。
 ブータンではヒマラヤからの雪解け水を利用した水力発電が主流で、インドに電力を輸出していると教えてくれました。
 お土産に、小さなソーラーパネルがついた素敵なランタンを全員にプレゼントしてくれました。

・星槎大学
星槎大学の教授とスタッフとの交流会に参加しました。井上理事長から、改めて星槎の心「人を認める、人を排除しない、仲間をつくる」についてと、ブータン留学生受け入れプログラムは、宮澤会長とアシケサン王女、
テンジン・ヨンテン氏が立ち上げたというお話しがありました。留学生からは星槎の校歌とRTCの校歌のプレゼントがありました!その歌声と日本語に見ていた人は魅了されました。その後、留学生がブータンの歴史、歴代の国王、国民総幸福量についての紹介をしてくれました。幸せとは人間1人だけが幸せになることではなく、地球に生きる者全てが幸せになること。国民総幸福量は、文化、環境、政治、経済発展の4つの柱を基準に計測され、4つの全てが良くてバランスを保たれなければならない。最後に留学生の1人が、”日本人の前で話しをするのはとても心地よい。なぜなら日本人は静かにおしゃべりすることなく、心から聴いてくれるから。ブータンではありえない。だから本当にありがとう”とコメントしました。

4日目は仏教と侍体験の日でした。

*建長寺

今から760年前に建てられた建長寺は鎌倉で有名な禅宗の寺院で臨済宗建長寺派の大本山です。星槎大学の伊藤玄二郎教授のご配慮により、建長寺の僧侶に案内していただき,普段は入ることのできない、禅宗の修行部屋や三門の中を見学させていただきました。留学生たちは、見事な建築と仏像をみて、感銘をうけていました。またブータン人が仏像に手を合わせる方法と日本人の方法に共通の部分があることで、留学生たちはブータンにいるときのように安心できるといい、お釈迦様にこの留学プログラムのことに感謝をし、また日本に来られるようにとお願いしていました。建長寺の僧侶が1000本の腕をもつ千手観音菩薩の説明をした際に、ブータンにも”チャントン・チェントン”という1000本の腕と、1000個の目をもつ仏像があることを教えてくれました。その後、高井僧侶と日本とブータンの仏教の歴史や共通点などを話し合い、お土産に建長寺の絵葉書とカレンダーをいただきました。

*大仏

建長寺から大仏までは、江ノ電に乗っていきました。ブータンには電車がないということで留学生たちは車中と車窓から見える景色に興奮していました。途中、高齢者や子供連れの方が立っていると席を譲ったりしていて、ブータンから来たというと、席を譲られた人から『とても優しい人々ですね』と感謝されました。大仏に到着すると、留学生は早速、大仏の胎内に入り、胎内をふれて、『なんて温かいのでしょう!』と驚いていました。留学生の心は大仏の胎内のように温かいから、一緒にいてとても安心したり、幸せな気分になるのだなと改めて理解しました。

*和弓体験 梓思庵

留学生達は4日目の最後に和弓を体験しました。一人12回ずつ和弓を引く挑戦をしました。内数名はほとんど全部の矢を的にあてました。留学生一人ひとりがかまえると、周りの留学生達が一斉に『鳥を討て』と応援していました。矢が的にあたるとみんなで一斉に喜び、笑顔で寒さを吹き飛ばしていました。留学生達はいつも何かをするときにお互いを助け合うとても良いチームです。

 

    

5日目は宮澤会長と星槎グループの考えを学んだ一日でした。

*星槎大学 大磯キャンパス
ブータンからの留学生は1月30日に星槎大学の大磯キャンパスにて宮澤会長と面会し、自己紹介をしました。今回の留学生を引率してきたNawang先生から今回の留学プログラムを提供してくださった宮澤会長と星槎グループに感謝するとともに、『教育は教師から生徒にだけ行われるものではなく、生徒から教師に、生徒から生徒へと互いに学びあうものであると信じる。星槎グループではそのような教育を実践しているのでぜひ学びたい』と挨拶しました。
宮澤会長からは『まず第一は、平和を理解してほしい。平和と教育は人々にとって一番大切なものである。夢を決してあきらめないでほしい。目標を達成するために自ら道を作りなさい。』というお言葉をいただきました。1時間程星槎グループが出来るまでの道のり等についても話を聞き、宮澤会長のエッセイをまとめた
ものと、自伝的な本を2冊受け取りました。これらを読んで、感想を送る事が宿題として課されました。留学生全員が目を輝かせ、宮澤会長に勇気づけられたようでした。

*星槎学園高等部湘南校との交流
5日目の午後は星槎学園高等部湘南校を訪問しました。まずはじめにブータンの留学生からブータンについての紹介をしました。生徒の一人がブータンの通貨について質問をし、ブータンのお金ヌルタムを生徒全員がお土産として頂きました。生徒にとってブータンのお金を見るのも触るのも初めてだったので、『小さい!』などといってお金の香りをかいで、満面の笑みで喜んでいました。さらに湯原校長先生がブータンの国の歌について質問をすると留学生達が歌をアカペラで歌ってくれました。日本の国歌と歌ってもらったブータンの国の歌はド・レ・ミ・ソ・ラの音が共通だという共通の点があり両者ともとても驚きました。その後は書道体験をしました。ブータン留学生は漢字で数字を書き、日本人は ゾンガ語(ブータンの言語)で幸せと書きました。たくさんの笑顔と幸せに満ちたひと時でした。

*大磯町町長訪問
星槎グループの井上理事長と共に、大磯町の町長へ表敬訪問を行いました。大磯町からは、中﨑久雄町長、栗原匡賢副町長、藤家崇教育長が出迎えて下さいました。
大磯町役場受付の方は、昨年もRTCの留学生を出迎えたことを覚えていらして、「クズザンポーラ!」とゾンカ語で出迎えて下さいました。
中﨑町長からは、過去にブータン国王夫妻が震災後、日本へ訪問して下さったことに深く感謝をしていること、留学生達が日本から多くの事を学び取って欲しいことが伝えられました。

  

 

6日目 午前中は立川学習センターにて大学の「共生科学実践演習」に参加しました。

民族衣装であるキラ(女性用)とゴ(男性用)を身にまとい準備は万端。

来日前より準備していたプレゼンテーションをTV会議を通して全国に発信しました。
繋がっていたのは立川、名古屋、大阪、福岡、沖縄。
発表前にTV会議システムの説明をし、各地方が日本のどの辺りにあって、
立川からはどのぐらいの距離にあるかも説明しました。

発表はブータンという国について。文化や宗教、生活やGNH(国民総幸福量)について、

またROYAL THIMPU COLLEGEについても紹介してくれました。
最初はみんな緊張気味でしたが、徐々に慣れ、熱く訴えかける場面もありました。
その後星槎の高校生からも、ブータンを訪れた際のプレゼンがありました。
発表の後はみんなで手作りうどんをいただき、学習センターを離れるころにはすっかり仲良くなっていました。

午後は場所を変え近くのホールへ移動し、坪内 俊憲准教授による講演を聞きました。
ボルネオの保全活動を中心とした話に、ブータンの学生もとても感銘を受けていた様です。

そして夜は高尾キャンパスに戻り、修了証書の授与式です。
星槎大学の井上一学長よりプログラム修了証書を手渡されます。
皆少し緊張した面持ちで、受け取る際にはブータン式のお辞儀をしてからしっかりと修了証書を受け取っていました。
また留学生の代表よりRTCからのメッセージもあり、「日本の皆さん、そして星槎グループの皆さんに心より感謝いたします」と、
深い感謝の意を述べていただきました。

その後Farewell Partyを開催し、食事をしながらお互いの国の話をしたり、
歌、踊りをお互いに披露しながら楽しいひと時を過ごしました。
ちなみにこの日は夜11時まで会は続きました。

 

 

7日目は共生を学ぶ1日でした。

*多摩動物公園
2月1日に多摩動物公園に行きました。ブータンには首都ティンプーに小さな動物園が一つしかないということで、多摩動物公園の広さと動物や種類の多さに、留学生達は坂道を登りながらも、こどものように動物園を楽しんでいました。また多摩動物公園が多くのシニアメンバーによるボランティアで成り立っていることに感銘を受けていました。
ガイドしてくださった副園長の坂本さんから、動物園は世代や、人種や障害を超えて、人と人や人と動物が自然の中で出逢い楽しんで共生する場だというお話しがあり、星槎の心と同じ、ブータンの仏教と同じ考えだなと、留学生と共感しました。最後に多摩動物公園が世界初というライオンバスにのりました。窓越しに近づいてきた、ライオンの迫力にみんなで大歓声をあげました。

8日目は着物体験で日本文化にふれました!

*着物体験

この日は日本の着物を着たりヘアメイクをしてもらいました。新制作座のスタッフが、それぞれの個性や肌の色に合わせ着物や帯、小物を選んだだけあり、いつもはやんちゃで元気の良いブータン留学生が、素敵な日本の紳士淑女に変身しました。実際に来てみた感想は、と聞くと、ブータンの民族衣装のキラ(女性)やゴ(男性)に似ていてとても着やすいと言っていました。男性陣は袴に着替え、ソーラン節を学び、思いっきり歌い踊りを楽しみました。同行している日本人スタッフは着物の代わりにキラやゴをきてみました。林先生はまるでブータン人のようにゴがお似合いでした!

*ショッピング
午後は高尾キャンパス近くのショッピングセンターにショッピングに出かけました。留学生は100円ショップや、衣料品店の品揃えの豊富さに驚き家族や友人に沢山のお土産を買いました。その多さにお店のスタッフも総動員で大変そうでした。

*ブータンカレー
夕食はブータン留学生達が、ブータンのカレーを高尾キャンパスのスタッフと学生のために作ってくれました。辛いもの好きのブータン人が作るカレーは、緑唐辛子が1キロ入っただけあり、強烈に辛く、汗だくになり、その後は皆で歌を沢山歌って、HOTな夜になりました。

 

             

最終日9日目は日本の最新テクノロジーを学ぶ1日でした

*RiSuPia
https://www.panasonic.com/jp/corporate/center/tokyo/risupia.html
午前中はパナソニックセンターにあるRiSuPiaを訪れました。2020年の東京オリンピック聖火台を模した展示の前で、2020年には必ず日本にくるよ!と留学生達が記念撮影をしました。ブータン留学生は、エコに配慮した新しいテレビや洗濯機などをはじめとする電化製品の使い方の説明に興味深く耳を傾けていました。RiSuPiaでは、光や幾何学の原理を使った展示物に触れ、こどものように無邪気に遊んでいました。

*カディンチェ株式会社訪問
http://www.kadinche.com/
日本にあるITベンチャー企業「カディンチェ」社を訪問しました。この会社は、パノラマムービーのプラットフォームを提供しています。代表取締役社長青木崇行さん自ら、起業に至るまでの思いや、カディンチェという社名のこと(ブータン語で「ありがとう」の意)、ライフワークとして手伝うブータンの旅行会社とのご縁について、スポーツの関わりについてなど、話してくださいました。
また、ハードウエアの開発よりも、ソフトウエアで投資を少なく抑える事、既にある技術を組み合わせ、ニッチな市場を攻めることなどが自分達の戦略であると教えて
頂いた後、実際にパノラマムービーの制作に利用しているドローンや、スマートホンが
ヘッドマウントディスプレイになるハコスコなどの実物を触らせて頂きました。

 

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